5.厚紙の反り、何とかならないの?
日本のグレー台紙(以下カルトンと記述)は2枚の厚紙を接着して作られているためボンドを塗った面のほうへ曲がってしまいます。これを放置すると作品の出来栄えに大きく影響しますので、反りの防止はとても重要です。

反りの影響をできるだけ小さくするポイントを幾つか挙げてみます。

まず、カルトンの繊維の方向を確認します。(ちぎってみてちぎり易い方向に繊維目が走っています) 繊維目と垂直の方向に反っていくので、左右対称な部品などはなるべく同じ方向になるようカルトンをカットします。

綿入りの蓋やペルメルなどのように片方の面にしかボンドを塗らない作品は、綿を乗せる前にケント紙をカルトンに貼るという一手間を加えることで、両方の面の収縮のバランスをとります。

両面にボンドを塗った場合でも、ボンドの量や貼った素材の違いなどでやはりどちらかの面の方に少し反りが出ることはなかなか避けられません。貼ったそばからすぐに重石をできるものはして、できるだけ反りが出ないようにしておき、最終的には本などで重石をして1〜2日間そのまま乾かし形を整えます。
よほど大きな作品は別ですが、カルトナージュの本などで紹介されている作品などを作る場合、上記のような点に気をつければほぼ問題なく仕上がるのではないかと思います。